ちかごろのヤギさん
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NO.29

 雨間に、ケヤキ、サクラ、クヌギ等の枝をもらって大喜びのやぎさん。草架から小屋に引きずり込んで奮闘していました。

 お盆過ぎにヨウマヒの予防注射の2回目を打ちました。信州とは思えない35度を超すような暑い日が続いた後に長い雨。そして、9月に入ると肌寒い日があり、ヤギのミルクが突然半分以下の1リットルちょっとになってしまいびっくりしました。発情かと思うようなそぶりもありましたが不明。

 これまで草を刈っていた場所が、人の手が入らないところは軒並み「アレチウリ」で覆われるようになって困っています。針のようなとげがつきだすと、もう1歩も踏み入れることができません。夏から秋の餌の主力だったクズを刈る場所が少なくなってきてしまいました。

 カスタードプリンとカッテージチーズのレシピを新しく出版された「ヤギと暮らす」の本に提供しました。この夏は滞在したお客にもたびたびプリンを作りました。おいしくて「ほっぺが痛い」と表現してくれた子や、「この夏一番のスイーツだ!」と言ってくれた人もいました。もちろん暑い日にはシャーベットが人気でした。甘いのばかりは感心しないので、洋風ミルク茶碗蒸しの冷やしたものも作ったりましたが、プリンの人気には負けます。
定番のサワークリーム 洋風ミルク茶碗蒸し
 この日は青草が一面に生える斜面に、お隣の子と一緒に散歩に行きました。まるで春のように見えますが、遠くの景色は色づいて来ています。秋口、草刈りをした後に生える青草は、霜が降りるまで、やぎさんの貴重なごちそうです。
 9月下旬に発情かなと思うことがありましたが、はっきりしませんでした。

 久しぶりの散歩で、おいしい草がいっぱいでご機嫌でした。