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5産目の「どんなもんだ!」出産

2022年3月22日 交配より153日目の大安産!

 雪からみぞれそして雨曇りという寒い日でした。午後3時半ごろ、大きさが一目でわかる大メス、中オス、小オスの3頭。大きなおなかだったので150日くらいで出てくるかと、4日ほど前から家を長く空けないようにして様子を見ていましたのに、飼い主が気づいた時にはもう産まれていました。

 この日、朝餌を残しました。午前に予備陣痛かと思う時があって、陰部から袋が少し見えたのですが、その後収まってしまいました。3時過ぎにおなかをポンポンと叩いて「早く出ておいで!」と家に入ってたった20分の間です。

 ニコは立って子ヤギたちを舐めてきれいにしているところでした。寒い日でしたので、すぐに子ヤギをきれいにする助っ人に入りました。夫がお湯を用意し、帰省中のお隣の大学生を呼んで、用意してあったタオルを次々と変えて3頭ともじきに乾いた状態になりました。初乳を飲むのも、お隣の子が手伝ってくれたりしましたが、すぐにみんな自分で飲めるようになりました。大きさが一目でわかる大中小。そのまま「大姫」「中太郎」「小太郎」と呼ぶことにしました。
 メスが立つときに、つま先が内側に曲がってしまうようなので、産道の一番先頭にいて、つま先が内側に折れた状態だったため、なかなか出てこられなかったのではないかと思いました。この子がとても大きかったので、小さい2頭目、3頭目は次々とつるりと落ちるように産まれたのかもしれません。 5産目のニコは落ち着いた態度で「どんなもんだ!」という顔をして、ごほうびのみそ汁をボールに一杯ズーズーと飲みほしました。暗くなる前に後産も始末できて、飼い主だけが今日か、今日か、と気をもんだ末の満点の分娩でした。


翌朝2022年3月23日)
 最低気温が−4℃の寒い朝、覗いた時子ヤギ達はミルクを飲み終わる頃だったようで、3頭とも立っていました。昨夜念のためにと、小屋の隅っこの藁の下に入れた湯たんぽを取り替えましたが、その後も別の場所でばかりで寝ていましたので午前のうちに片付けました。日中も気温があまり上がりませんでしたが、くっついていれば結構暖かなのですね。母ヤギのニコは食欲もあり、ほとんど寝てばかりいる子ヤギのそばで、今のうちと言わんばかりに、ゆっくりと休んでいました。

3日目(3月24日)
 代わりばんこにみんなしっかりミルクを飲んで、良く歩き回るようになりました。生まれた時に思った通り、角はどの子にも出ないと判断できました。痛い思いしなくてよかった!大姫の左足のつま先が、時々内側に曲がる感じが残っていました。
4日目(上と下)・5日目(左)
 よく飲みよく遊んで、しっかり寝てる!

6日目(3月27日)
お散歩デビュー
 小屋につながる運動場ではよく遊んでいましたが、初めて公道へ出て少しだけ散歩しました。あと二日もするといなくなってしまうお隣のお姉ちゃんに、手伝ってもらいました。子ヤギをひとり抱っこして連れ出すと、母ヤギも心配して出てきます。行きは母ヤギにロープを付けました。ここまでと決めた場所で自由に。このころは、まだ子ヤギのことがが心配で、母ヤギはづっと小さく鳴いて呼びながら歩きます。止まれば子ヤギがすぐに乳房に吸い付くので、なかなか動きません。でも、無事に前山の入り口あたりまで、お散歩デビューができました。Kちゃん、ありがとう。
 大姫の足がすっかり正常になっているのを確認できました。3頭の大きさは変わらず大中小です。ミルクをよく飲むようになったので、ニコのおっぱいが少し小さくなりました。
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