3週〜旅立ちまで
 

 

 

2022.4.20
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3 2022子ヤギの誕生記録

3週過ぎて(4月13目)

 あっという間に桜が満開になりました。庭や畑も緑が広がってきて、子ヤギたちは散歩のときに、少しづつ草を食べ、コロコロの小さな糞をいっぱいするようになってきました。3頭とも体格が良く、生まれた時に大中小だった大きさの違いがほとんどなくなりました。おなかをたたくといつもボンボンと音がして、ミルクはいっぱい出ていることがわかりました。このころからオスの2頭は母ヤギから離れてやんちゃに遊ぶことが多くなりました。

ほぼ1か月(4月20目)

 桜があっという間に終わった時には、ヤマブキが満開。それでもまだチューリップが咲いているという春です。草もだいぶ伸び、子ヤギたちは、木の葉をよく食べていました。ニコはもちろん、散歩の間中、青い草葉を探して口を動かしていました。ほとんど毎日のように前山に散歩に行きました。小柄の母ヤギニコの背で3頭が遊ぶのを見ると、ほほえましいというより、「もういいかげんにして!」と言いたくなりました。雨の後は特に、背中が泥んこで、拭いても拭いても、あっという間に元通り。散歩に行って帰ると、しばらくはみんなで静かに休んでいて、飼い主はほっとします。それでも、こんなふうに首輪も無しで自由に駆けまわりながら散歩するのはあと少しと思うと、できるだけ時間を惜しまずに、ゆっくりと一回りしていました。ゴールデンウィークの3日から子ヤギに会いに親戚の人たちがくるのですが、子ヤギを3頭とも置いておくかどうしようかと、迷っていました。だんだんと、ヤギが4頭いる状態になっていくからです。この頃から、山を下っておいしい草が育っている河原やグランドに幾日かおきに草刈りに行きました。

さよなら!小太郎、中太郎
41日(5月1日)

 40日になって、とにかく「ついでの時でいいから」と、引き取り依頼の連絡をしました。思いのほかすぐに来てくれたので、オス2頭だけ先に連れて行ってもらいました。母ヤギはほとんど鳴きませんでした。翌朝メスの大姫が兄弟を探して鳴きましたが、その後はミルクを独り占め、もともと母ヤギによくくっついていた子なので、ヤギ小屋は驚くほど、静かで、平和な雰囲気になりました。草もオスの子ヤギ2頭がずいぶん食べていたことがわかりました。写真はこれから引き取りに来ると連絡を受けて、慌ててヤギ小屋に行って撮りました。雨の日で散歩ができないまま、オスの子ヤギ2頭、旅立って行きました。

にぎやかなゴールデンウィーク(5月4目)

 コロナ禍で一緒になれなかった2年を経て、今年はにぎやかに、ヤギと散歩をしました。姪の子や娘と犬たちは春休みに一緒になったばかりですが、人は増えて8人、犬が2頭、ヤギも母子2頭。定番になった山の上のスカイスポーツパークへ。お弁当は夫が届けてくれて、観光地でない、気兼ねのいらないハイキングを楽しみました。大姫がたくさんのミルクを独りで全部飲むようになって、お客様たちにミルクのごちそうを出してあげられなかったのが少し残念でした。またミルクを搾っている時に来てね。
 これより数日前にも友人とその家族が子ヤギに会いに来てくれて、散歩を楽しんだりました。

47日(5月7日)

 にぎやかなゴールデンウィークが終わって、一人置いて行かれた親戚のじいじは、ヤギがいるので毎日散歩を頑張れます。この日は夫も一緒に歩きました。ミルクは飲み放題、草もたくさん食べるようになって、毎日山を走り回る大姫は筋肉質で顔までオスのようになってきました。

54日(5月13目)

 もうヤギが2頭いる感じですが、相変わらず、ミルクは独り占めです。母ヤギと離して搾ろうかと思ったりしますが、明日にでも引き取りに来るかと思うと、まあいいや、となります。

 いつの間にか、木が茂ってきました。草よりも木の葉の好きなヤギさんたちは、自由に食べ歩いて幸せせそうです。親戚のじいじは、「ええなあ、おいしいもんがあっちにもこっちにも」と、うらやましそうです。
 この日は鶏の3年目の更新のため、初生雛を取りに行きました。畑仕事も忙しい時期だし、「そろそろお願い!」と、引き取りの連絡をしました。が、結局く親戚のじいじのいる間、大姫は居ました。

ちょうど2か月(5月22目)

 親戚のじいじのお迎えに、GWに来たのとは別の姪が犬を連れてやって来ました。ヤギを見たことのない過去に事情を抱えた小型犬は、恐怖のパニックになりました。だって近くに来てワンワン言う子に、ニコは思いっきり頭突きをくらわすのですから。結局、遠く離れて歩きました。懲りないでまた来て少しづつ慣れようね。人の子にもヤギに近寄れない子、いました。

 親戚のじいじが帰った翌日5月23日に、大姫を引き取りに来てくれて、子ヤギのいる季節が終わりました。その日はうっかりで写真を撮れませんでした。大姫は、私が抱え上げられない程重くなっていました。ニコは子ヤギいなくなってもしゃらっとしていましたが、夕方乳が張ってくると鳴きました。加減してミルクを搾りました。翌朝も夜明けとともに鳴きました。ミルクを搾ると静かになりました。夕方にもミルクを搾り、一日の量は4リットル半はありました。さあまたミルクの始末に追われ、ミルクを待っている人のところにも届けられます。おいしくいっぱいいただきます。「ニコ、少し乳量を減らして、ゆっくりしてください。身体もきれいにしてあげようね。本当にお疲れさまでした。」

 こやぎが生まれてから旅立つまでの動画をまとめました。

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