子ヤギは母ヤギのミルクを飲みます。けれど母ヤギは道々おいしい草にありつけません。まだ草が伸びていないのです。ヤギ用に1リットルのペットボトル2本に水を入れ、飲むための器、おやつ用にヘイキューブをリュックに入れて行きました。途中で何度もミルクを飲ませながら歩いた母ヤギのニコが一番疲れたでしょう。そのニコが座り込むと、子ヤギたちが背中に乗るのです。なんという寛大な母でしょう、乗っかられても知らん顔、というより嬉しそうに、ほんのポヨポヨと生えてきた草をしゃがんだままむしり食べていました。それでもさすがに子ヤギたちも疲れたのでしょう、しばらくはくっついて休んでいました。
帰路は犬たちがトットコ、子ヤギ達の元気は復活、母ヤギと人間の高齢者がやや疲れた感じでしたが、帰りは車に乗せてもらうつもりだった親戚のじいじも、ヤギや犬に引かれて、往復できました。
コロナ禍でも、家から歩いてこられるこの公園へのハイキングは、子ヤギのいる季節だけのとっておきの楽しみになりました。この日の写真のほとんどは娘が撮ってくれたものです。 |