安産 3頭 全部メス

 3月18日だというのに4月中〜下旬並みの暖かな日の午後でした。「子ヤギの声だ産まれたぞ!」と夫の声。ヤギ小屋に行くと子ヤギを母ヤギがなめてきれいにしていました。交配より149日目。今年も予想外に早い分娩となりました。じきに次の陣痛が来たのですが、2頭目の子ヤギは顔がすっぽり出ても前足を曲げていたため、『7産目だから早めに対処!』と、3回目の陣痛が来る前にワセリンを塗った手を産道に入れて曲げている手を伸ばしてやりました。「よし!」楽に出ました。3頭目は陣痛が来たかと思うや、ポロンと落ちるように産まれました。今年は雌の予約が3頭ありました。友人のところと合わせて何とかなるかしらと思っていたのに・・・出来すぎです。ご苦労様のみそ汁をおいしそうに飲みました。お隣の子とそのお母さんも、うちのおばあちゃんも来て、よかった!よかった!あっけないほどの分娩でした。

初乳を飲ませると、母ヤギは餌を食べることもなく横になって休みました。この日は朝与えた餌がまだ残っていました。2時間ほど経って見に行くと、後産がワラの上に落ちていたので片づけました。バケツに半分くらい。そして子ヤギが3頭。おなかが小さくなって、動くのが楽になりました。落ち着いた子育てベテランの母ヤギはやさしく、ゆとりのある、幸せいっぱいの表情です。休んだ後は残っていた餌を平らげ、夕方には豆がらなど追加したものもしっかり食べていました。

 

翌朝
 明るくなるころにもうミルクを飲んで、子ヤギだけ小屋のわきでくっついていました。母ヤギは草架に首を突っ込んで餌を拾っていました。子ヤギのおなかを叩いてみると、ボンボンと音がしました。昨年乳搾りに通ってきた友人が昼近くに子ヤギに会いに来ました。母ヤギの好きなシラカシの葉をお土産に持って。まだ近所では青草のあまりない時期、午後出かけたついでに少し草を刈ってきました。とてもうれしそうに食べました。また3日に1回くらい犀川の河川敷に草刈に通おうと思います。うちにいる間の名前が決まりました。コマチ・キナコ・コウメです。

 

3日目 ようこそ子ども7人大人1人
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