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ヤギの出産爪と鼻の先が見える
5月14日 149日

 今月に入ってからほとんど毎日散歩をしていました。1歳2か月のニコは、予定日が近づいても走ったり跳ねたりすることがあったので、おなかの中にいるのは1頭かもしれないと思っていました。やっぱりそうでした。
 この日も朝散歩に出たのですが、小さく泣き続けながら歩いては止まり、草も食べず、さっさと途中から帰ってしまいました。午前中に用があって出かけたのですが、「ヤギの子が生まれそうだから・・」と、帰宅すると、もう陣痛が来ていました。少し足が見えたあとの3回目くらいの陣痛で踏ん張って頭も出ました。立ち会って約30分くらい、12時半ごろにメスが1頭生まれました。もう一頭いるかもしれないと、見守っていましたが、30分経っても次の陣痛は来ず、母ヤギがさっぱりした表情をしているので、ああ終わったんだと、みそをぬるま湯で溶いたスープをあげました。おいしそうにズズーズーと飲みました。たまたま居合わせたお隣さんや、うちのお客も併せて合計8名が、前後して見守りました。
 子ヤギはなんだか足が長くて、ひょろっとしていて弱っちい感じがしましたが、約1時間後には、立って乳首をしゃぶっていました。「よし!!1頭だから余裕、余裕、ニコはすごいねえ!」とヤギ小屋を去ったのですが、その後何回か様子を見たにもかかわらず、後産の確認はできないまま翌朝を迎えました。

 
後産は食べた!
 産んだ日の夕方見に行った時、母ヤギの口の周りが吸血鬼のようになっていました。「おまえもしかして、食べちゃったの?」。のぞくたび、藁をひっくり返したりして探しましたが見つからず、翌朝には口はすっかりきれいで、後産を埋める手間まで不要の、何とも、手のかからない出産に終わりました。子ヤギぎが1頭で、余裕があるということでしょう。いつでもミルク飲み放題の子ヤギのほうも、やっぱりちょっとぽーとしてて、もちろんかわいいです。
翌日 抱っこされた子ヤギ
翌日(5/15)
 抱いているのはしんせきのじいじ。お隣のお姉ちゃんにイチコと名付けてもらいました。
すくすく育つ子ヤギ
 

相変わらずひょろっとした感じで、特に後ろ右足が頼りなく感じていましたが、日を追ってしっかりした体つきになってきました。ニコの乳房の片方だけを飲むので、硬く張っている方を少し搾ってやると、両方を吸うようになりました。それでも様子を見て、日に200ccから500ccくらいを搾っています。

4日目(5/17)
kaasannhakusawotaberu

ちょっとのミルクはもっぱらカッテージチーズに

 1週目(5/20)運動場で 母子でよく遊んでいました。この前の日にはお隣のお姉ちゃんとちょっとだけ散歩に行きました。
運動場デビュー
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