子ヤギの誕生記録
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真夜中の出産 3月8日午前2時〜3時
 氷点下の雪の舞う真夜中に、メス3頭を無事出産しました。8産目ですが、すばらしい安産でした。交配より150日。30年以上のヤギ飼いの中でも最も早い時期になります。
昨年と同じ 3頭みんなメス
 堆肥を出したのが3月5日、その翌々日の午後あたりから「産みます」のサインがありました。・・・豆ガラが草架に残っている・・・小屋に行くと小さい声で「ううう」とと訴える・・・乳房がふっくらしてきている・・・陰部がうっすらとピンクがかっている。夕方、灯りを小屋に引いて、藁を切り、バケツにタオルを7・8枚用意して、その後数回覗き、夜11時半「明るくなってから産もうね」と床につきました。
 午前2時に分娩時の叫ぶような声で起こされました。電気をつけると、まさに今から出てくるところ。お湯を用意して戻るとすでに1頭が濡れた体をヒクヒクさせていました。私が行くと、安心した様子で、母ヤギは横になったまま子ヤギを拭いてくれるのを見守っていましたが、すぐに2頭目がツルりンと出てきました。最初の子を母ヤギの頭のほうに置いて、次の子ヤギを拭いて・・・夫も来て、藁を足してくれたり、タオルを取ってくれたり・・・。気温はマイナス4度、もう少し暖かければ、さらに母ヤギが若ければ、そのままおいたかもしれませんが、迷うことなく、お手伝いしました。やはり3頭でした。座ったまま、子ヤギをなめて面倒を見るけれど、いつも子ヤギに優しくかけるウフウフという声はありませんでした。それでもとても落ち着いていて、自信のある表情でしたので、疲れたんだなあと思いました。とりあえず初乳だけはと、乳首をそれぞれに含ませ終わったときに、ヨッコラショと母ヤギが立ち上がりました。そうして、まるで、「後は私が面倒見るから、もう寝ていいよ」というように、私の頭を口でツンツンしました。引き上げる前に、暖かいお湯に味噌を溶いてあげると、ボールにいっぱい、ズズーズズーとおいしそうに飲みました。
 朝明るくなって見に行くと、子ヤギがとりっこしてミルクを飲んでいました。足を開いて踏ん張る立ち方がかわいいです。青草がどこにもない時期でかわいそう。とっておいた大根葉や、野菜クズを豆ガラよりもおいしそうに食べます。水桶にぬるま湯を入れるとおかわりしました。8時ごろ行ったときに、やっと後産を回収しました。あっけないくらい、何の心配もなく、昨年に続き3頭ともメス。できすぎの8回目の出産でした。

 

 3月12日 5日目
 上の写真は村の知り合いが撮ってくれました。昔はどこの家でもヤギを飼っていました。「飼う?」と聞いたら「要介護5のばあさんがいるからだめ」と。後日、額に入れたものを2種類プレゼントしてくれました。初めてヤギの写真を壁に掛けました。
 日差しが暖かかったので、裏戸を開放しました。母ヤギについて運動場まで降りて、その後は子ヤギだけで探検もしていました。うちにいる間の名前は、ミイ・チイ・ルウにしました。母ヤギにミチルと名づけたとなりの子が笑いました。
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