2017年-4   2017.5.3
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 村内の母子3組が子ヤギに会いにきてくれました。
4月29日
 

実はこの日、新潟から全国ヤギネットワークの今井明夫さんが子ヤギ2頭を引き取りに来る予定でした。今井さんの体調が思わしくなくて、延期となったため、連休後までいるはずだった角のある子ヤギ「ルウ」を、先に村内の友人に引き取ってもらいました。それでこの2頭が、このあとも連休のお客さんたちの相手をすることになりました。母やぎもしっかりと回復してきて、一緒に散歩に行きたくて鳴きました。壊死した乳房が、硬くなってきてぶら下がっている様子は痛々しいにもかかわらず、片方の乳がはってくるので搾っています。これまでと変わらない味で、片方でも800mlくらい、家族3人分だけなら間に合います。

   

 
 恒例のおさんぽ にぎやかな連休でした
5月3日〜7日
 1歳のときから通って5年目、姪の子が今年も訪ねてくれました。思いがけず娘も帰ってきて、にぎやかな数日。母ヤギが回復し、子ヤギも無事に育って、楽しいゴールデンウィークとなりました。7日には同じ集落の方が、お孫さんを連れてやってきました。子供が自由に小屋に出入りするのを、隔離された母ヤギが心配そうにしていると、母ヤギにも草をあげていました。
 
母やぎのおっぱいはひとつになり、子ヤギは無事旅立っていきました。
 5月9日、かさぶたのようになったおっぱいが落ちました。傷口からは血がにじんでいますが、やがて肉が盛り上がって、ふさがってしまうでしょう。血が止まるまで時々消毒をしました。
 5月16日に、今井さんが、地域おこし協力隊の方の運転で、子ヤギを引き取りにみえました。子ヤギは2頭とも小学校に入学しますが、1頭は冬は飼育できない小学校に行くので、その子を秋に返してくれることになりました。私が体格も良く、あまり鳴かないほうの子ヤギ「ミイ」を選び、その子に赤い首輪を付けました。「ミイ」は入学した小学校でどんな名前をつけてもらうでしょう。秋まで子供たちと育って、また生まれた家に帰ってくるなんて、なんと楽しみなことでしょう。
 子ヤギがいなくなると、すぐに金網で仕切っていた小屋を元に戻しました。立てるようになってからちょうど1ヶ月、狭いところで、子ヤギと隔離されてかわいそうでした。ミルクはもうとっくにあげてないのに、母ヤギは子ヤギがいなくなると夕方まで鳴き、翌朝も子ヤギを探していました。
 母ヤギに餌をあげ、小屋をきれいにするだけで、 子ヤギは知らぬ間に育つことのありがたさを、いまさらに感じた春でした。母ヤギも、子ヤギも、人間もがんばりました。さよならの写真を撮り忘れ、左下が5月11日、最後に子ヤギの写った写真となりました。ヤギ飼い35年目の子ヤギの季節が終わりました。
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