やぎさんいます
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2018.7/3
ゆきちゃんに土手の草を食べさせている二川さん

 うちで生まれたヤギの「ゆきちゃん」の新しい飼い主さんです。子ヤギも生まれたというので、6月の下旬に前の飼い主の丸山さんに案内してもらいました。ちょうど立科町に滞在中の中学生の体験を受け入れて、子ヤギとふれあい中のところでした。
広々としたヤギさんには申し分ない環境で、子ヤギも皆しっかり育っていました。写真はそのときに撮ったもの。それに二川さんが書いてくれた文章を添えてご紹介します。
丸山さんちにいたときののユキちゃんはこちらでご覧になれます。  YYおばさん)

 

私は長野県に移住して20年になります。二川透と申します。
東京でのサラリーマンから、この地で有機農家に。
そして10年前からは給食のおじさん、そして調理師。
結婚も10年前かな。3年前に、ずっと借家してた古家を購入。
そして昨年の秋、我が家にゆきちゃんがやってきました。

  長年お世話になってる松川村の丸山さんちのヤギを、うちで飼いたいと女房が言い出しまして、私は女房に口答えしないとこだけが取り柄なので、そういうことに決りました。
 私は正直言ってあんまりヤギなんかには興味なかったんですけれど、ゆきちゃんの力が強すぎるというので、乳搾りは私の係になっちゃうし、家の裏手のやぶが全然活用されてなかったんで、ここに柵を作ってヤギちゃん牧場にしようかなんてことになっちゃって、大変な大工仕事に追われることになっちゃいました。

 女房の鶴の一声で、ゆきちゃんに昨年秋に種付けすることになりまして、この春の出産までにようやく60mの牧柵が完成しまして、広々とした牧場で赤ちゃんたちをお迎えすることができました。難産の末の3頭の子ヤギちゃんたち。私が家にいることのできるわずかな時間に、ゆきちゃんはお産してくれました。なんか人生が変わっちゃった感じがしたわ。とっても感動したわ。
 最初はなんとも思わなかったゆきちゃんも、とっても美しく感じられるようになりました。そして子ヤギちゃんたちの愛苦しさといったらないわ。もう言葉もなし。

 私たち夫婦の願いは、とにかく我が家に来たヤギちゃんたちが幸せに暮らすこと。
 生まれたばっかりのときに、子ヤギの一頭を譲ってあげる約束をしちゃったんだけど、母親のそばで元気に跳ね回って幸せそうな子ヤギちゃんたちを見ると、なんてひどい約束しちゃったんだろうって後悔もしたけれど、譲ってあげる先の青年が、これまた私の輪をかけて子ヤギを幸せにしたいって言ってはばからない青年だから、まあいいっか。しょうがないかって思いました。
 残りの2頭の子ヤギは、オスの去勢も済ませたので、とりあえず母親といっしょに暮させてあげたいと思ってます。悪いけど業者には絶対出さないわ。信頼できる友人には譲ってあげるかも。
 
運動場のヤギ家族
やっぱ、ヤギってかわいいわ。
 おかげさまで毎日の暮らしが一層豊かになりました。
 丸山さん、 YYおばさん、ありがとうございました。   (二川)
 そういうわけで、今頃は子ヤギはメスと去勢の子と2頭になっているでしょう。行ったときに搾乳台が作ってありました。たくさんミルクを出すゆきちゃんは、子育て後も活躍していることと思います。二川さん、来春はどうするのかなあ、小屋も、運動場も10頭以上いてもだいじょうぶなくらい広いけど・・・。また機会があったらその後を紹介させてくださいね。
(YYおばさん)
ユキちゃんの子ヤギ3頭