うちで生まれたヤギの「ゆきちゃん」の新しい飼い主さんです。子ヤギも生まれたというので、6月の下旬に前の飼い主の丸山さんに案内してもらいました。ちょうど立科町に滞在中の中学生の体験を受け入れて、子ヤギとふれあい中のところでした。 広々としたヤギさんには申し分ない環境で、子ヤギも皆しっかり育っていました。写真はそのときに撮ったもの。それに二川さんが書いてくれた文章を添えてご紹介します。 (丸山さんちにいたときののユキちゃんはこちらでご覧になれます。 YYおばさん)
私は長野県に移住して20年になります。二川透と申します。 東京でのサラリーマンから、この地で有機農家に。 そして10年前からは給食のおじさん、そして調理師。 結婚も10年前かな。3年前に、ずっと借家してた古家を購入。 そして昨年の秋、我が家にゆきちゃんがやってきました。
長年お世話になってる松川村の丸山さんちのヤギを、うちで飼いたいと女房が言い出しまして、私は女房に口答えしないとこだけが取り柄なので、そういうことに決りました。 私は正直言ってあんまりヤギなんかには興味なかったんですけれど、ゆきちゃんの力が強すぎるというので、乳搾りは私の係になっちゃうし、家の裏手のやぶが全然活用されてなかったんで、ここに柵を作ってヤギちゃん牧場にしようかなんてことになっちゃって、大変な大工仕事に追われることになっちゃいました。
女房の鶴の一声で、ゆきちゃんに昨年秋に種付けすることになりまして、この春の出産までにようやく60mの牧柵が完成しまして、広々とした牧場で赤ちゃんたちをお迎えすることができました。難産の末の3頭の子ヤギちゃんたち。私が家にいることのできるわずかな時間に、ゆきちゃんはお産してくれました。なんか人生が変わっちゃった感じがしたわ。とっても感動したわ。 最初はなんとも思わなかったゆきちゃんも、とっても美しく感じられるようになりました。そして子ヤギちゃんたちの愛苦しさといったらないわ。もう言葉もなし。