おしえて?Q&Aこたえます
1
ヤギのことをあまり知らない人に、これまでよく聞かれたこと
2
初めてヤギを飼った人が、よく聞くこと
3

こんな時、こんなこと、こんなふうにしてきたこと

4
山羊の病気やけがでこれまでの経験から答えられること
5
これからヤギを飼おうとしている人がよく聞くこと

ヤギ小屋を建てる場所はどんなところがいいですか?

ヤギは湿ったところが嫌いです。水はけの良い乾燥した場所を選びましょう。土地が低い場合は回りに溝を掘ったり、盛土をするといいです。風通しのいい、夏は日陰になるような場所が理想です。家庭で1、2頭を飼う場合のおすすめの場所は、人が一番良く通行する場所、人がいるところからよく見える場所、人のいるところに近い場所です。管理が行き届き、観察が十分出来るからです。

ヤギ小屋はどのくらいの広さが必要?

運動場があるかどうか、けい留飼いをするつもりでも冬に積雪があるかどうかなど、飼い方や環境で必要な広さは違ってきます。交配分娩の可能性があるなら、一頭飼うだけと思っても一時期は子ヤギも収容できる広さが必要になります。ヤギの大きさ(種類やオスかメスか)でも違います。あらかじめ考えられるいろんな場合を想定して、そのつど対応に追われ無いようにできるといいですね。一般的にはヤギ1頭畳2枚以上は欲しいです。

小屋のほかに必要な施設は?
 飼い方によって違います。道具を収容する場所、敷き藁や、乾草、寒冷地なら冬餌の収容場所はヤギ小屋より広い場所が必要になるでしょう。屋根だけあればなんとかなる場合、シートがけでも済む場合など、飼い主の条件に合わせて、創意工夫してください。大根葉やサツマイモツルを干したりするのにもそれなりの場所が必要です。パイプハウスを建てたり近所の空いた建物を借りたり、掘っ立て小屋を建てたり、日常の飼料置き場のほかにも収容場所があれば役立ちますよ

 ヤギ小屋の下の空き地に番線縛りで建てた簡易なものですが、とても役立っています。道路沿いなので敷き藁はどさっとこの前に置いてくれたり、冬餌の収容しきれない分を補ってくれています。

ヤギを飼うのに必要な道具を教えて。
農作業用の道具や日曜大工道具があれば、特別に必要な道具はありません。ブラシ(たわし)鎌・押し切り・フォーク・剪定ばさみ(爪切り用)一輪車などは日常的に使います。係留する場合は、ロープ・ナース缶・けい留棒・金づちなども。 軽トラックはうちでは必需品になっています。
冬の餌について教えて?

これまでに冬餌として用意し、活躍したものをあげます。

クズの葉=秋にツルのまま刈ってまるめ、風通しのいい屋根の下に積んで乾燥させる。
サツマイモツルや、大根・ニンジンなどの野菜の葉=干す。
落ち葉(桑の葉などは落ちる寸前に枝をしごいて集める、柿の葉などは霜の降りる前に、木の下にシートを広げておくなどすると合理的。)かごや通気性のよい袋に詰めて保存。
豆ガラ=大豆やインゲンをとった殻。
サイレージ=とうもろこしを茎ごと細かく刻んだものにワラや米ぬかを混ぜて圧密封し発酵させ一冬羊とヤギに与えたことがあります。4.・5頭以上のヤギを飼っているような場合には試す価値があると思います。ビニールを使った簡易のサイロも可能。青草、野菜クズなど様々な材料で出来ますが水分調節を上手くやらないと失敗します。原理や作り方を研究してから挑戦しましょう。基礎知識→畜産ZOO館のサイレージのページ

周りにけっこう住宅があるのですが、問題があるでしょうか?

住宅地でヤギを飼うことは、おすすめできません。におい(特にオス)や、メスの発情期の鳴き声は迷惑、不愉快きわまるものとなる可能性があります。昔から農家の多い地域の一角にある住宅地の端と言うような場合に、運がよければ飼えるかもしれません。子ども達の人気者になったりすればうれしいですが・・。ご近所には日頃からヤギを良く見せ、鳴く時期には前もってそのことを断っておくといいでしょう。昔はみんなヤギを飼っていたというような地域でも、移住者がいたり、代が替わったりしていると、思いがけないトラブルになったりします。よく考えてから飼いましょう。

子ヤギを遠方から連れてくるけれど、どんなことに気をつけたらいい?

子ヤギの入手は近いところをおすすめします。でも、近くでみつからない場合はやむを得ず、長い距離を移動させることになります。これまでの経験では山口県からここ長野県まで子ヤギをとりにきた例が一番遠方になりますが(犬舎を使用)、特に問題はありませんでした。他の人の例を聞いてもそのくらいの移動には耐えられるように思います。それでも長い距離の移動には不安やストレスが伴い免疫力も落ちます。富山から長野県にアルパインの子ヤギ運搬の際、引き取り手に渡るまで過酷なストレスとなったため、下痢が続き、3日で死にました。環境や条件が変わることで体調を崩す場合があり、特に餌が変わるわることによる下痢などには注意が必要です。餌の内容が大きく変わらないようにすることが大事です。また飼育中のヤギの中に他から来たヤギを入れる場合は、しばらく隔離してからいっしょにできるといいですね。

昼間は勤めで家にいないけどだいじょうぶ?

基本的にはもちろん大丈夫です。大丈夫なようにして飼いましょう。ヤギ小屋に隣接して運動場があり、ヤギが自由に出入りできる環境を作っておくのが一番安心だと思います。けい留や放牧の場合は、事故や日射病、雨などの対策を万全に。

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