NO.2 ヤギ の 物語など
  (児童文学・童話)

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やぎのズラテー
(岩波書店)
「ヤギと少年」の中の一話
アイザック・B・シンガー
 作
M・センダック 
工藤幸雄 訳
 年を取ったメスやぎを町へ売りに行った少年が、途中で吹雪にあいます。干草の山の中で、やぎと少年は三日間すごし、無事に家に帰ります。 死んでしまったと思っていた家族は、それはよろこび、やぎはふたたびだいじに飼われる事に。 センダックのすばらしいさし絵とともに、シンガーの心に残るお話のひとつです。
火の壁をくぐったヤギ
(国土社)
現代の民話・戦争ってなあにの中の一話
岩崎京子 作
三田三善 絵
 戦争中、犬、猫、鶏、ヤギも飼ってはいけないことになって、「よしっ、かくして飼おうや。」といったおとっつあんにも、召集令状がきます。 スミ子は東京の大空襲のとき、ヤギといっしょに火のなかをくぐって逃げました。 ほんとうにあったおはなしです。
 
口利き薬
(評論社)
「悪魔の物語」の なかの一話
ナタリー・バビット 作・絵
小旗英次訳
 あきらは、おかあさんとけんかして、 「ヤギになってやる」と家をでました。 あきらと、ヤギと、ヤギ飼いのおじさんとのやり取りが楽しい。 ヤギのいる日常風景は、人の心をなごませます。
 
一人ぽっちの狼と
  七ひきの子ヤギ
(ハート出版)
小沢昭巳 作
川端順子 画
 にくまれ、きらわれ、おそれられているひとりぽっちのオオカミは、ヤギのパパとママがるすのあいだに、七匹の子ヤギを食べてやろうとしのびこみます。 オオカミをみたことのない七匹の子ヤギに、「おじさん!」と、したわれてびっくり。 そして・・・。オオカミの心の側に寄り添った、グリム原話の見直しストーリーです。
 
ライオンとやぎ
(こぐま社)
モハマッド・ハニフ・クレシ
作・画
駒田 和 訳
アジア・太平洋地域共同
    出版計画会議〔企画〕
ユネスコ・
アジア文化センター〔編〕

 年取ったヤギが、一晩明かすため入ったほら穴はなんと、ライオンの住みかでした。 頭を働かせたヤギは口からでまかせを言って、ライオンをふるいあがらせます。 逃げ出したライオンから話を聞いたたジャッカルは、ヤギがでたらめをいったのを見抜きますが・・・。 (アジアのおはなし集の中の一話です。)