1 2 3 4
1ヶ月すぎて(5月8日)

 ひとり置いて行かれた親戚のじいじは、ヤギとの散歩を毎日欠かさずにして、子ヤギに遊んでもらっていました。日に日に大きくなる子ヤギが、立っているニコの背中に容易に飛び乗るようになり、背中は拭いても拭いても直ぐにどろんこになりました。草もよく食べ、あずきくらいのフンをパラパラとするようになり、旅立ちの準備は順調です。

オスの旅立ちの日
(5月14日)

 そろそろ引き取りをお願いしますと早目に連絡を入れておいたら、直ぐにお迎えに来てくれました。私は40日までは母ヤギのミルクを飲ませてあげると決めているのですが、その40日目の旅立ちとなりました。運搬車にはすでに数頭の子ヤギが乗っていました。ヤギさんいますで紹介している佐納さんちの子ヤギだったことが、後からわかりました。抱きあげて車に乗せて、鳴く間も無く去って行きました。。「元気でねー!」

ニコはあまり泣きませんでしたが、ミーアのが甲高い声で兄弟を探していつまでも鳴きました。翌日からミーアが飲み残したミルクを一日1回しぼりました、

ミーアだけになって
(5月18日)

 オスの子ヤギがいない暮らしに慣れてきました。ミーアはミルクを飲み放題。人に「遊ぼあそぼ」とやたらちょっかいを出すようになりました。ニコはこれまでよりはのんびりと子育て、ヤギ小屋はとても静かになりました。

(5月29日)

 親戚のじいじも帰り、そろそろミーアのお迎えがくるかと言う時期ですが、引き取り手の都合で目処がつかず、こちらで連れて行くことになりました。旅立ちまでの毎日、欠かさずに、」散歩に連れて行きました。夫も体調の良いときにいっしょに歩きました。

ミーアの旅立ち (6月1日)

 ミーアを高山村の山羊飼いさんに届けました片道2時間半かかりました。元ゴルフ場だったという広い敷地に、作ったばかりの柵がまわされて、トカラなど小型のヤギがたくさんいました。一頭いるザーネンは、4年前にうちから旅立った子で、ミーアのおばさんになります。

 さっそく仲間入り。体の大きさはトカラと変わらないくらいあるし、どんどん成長するから、前からいた子たちに負けないでしょう。帰るときにも仲間がいるから鳴きませんでした。

 さて、ひょんな事から、話がまとまり、ミーアの代わりにトカラの4歳のオスを載せて帰路に着きました。以前、合鴨農法で米作りをしていたという隣町のおじいさんに届けました。トカラくん、草刈り仕事務まるでしょうか?小さいし、かわいいし、オスだけどあまり臭わないから、飼うのは大丈夫と思いますが、役に立つと良いですね。楽しみです。

 子ヤギの季節が終わりました。ニコがさぞ鳴いたかと思いきや、お隣さんが「いや、静かだったよ」と。ミーアに背中に乗られて、いつもどろんこにされて可哀想でしたが、翌朝搾乳の時に綺麗に拭いててやりました。当面は1日2回、日に4リットルのミルクの始末に追われます。「ニコ、子育てご苦労さまでした。のんびりして下さい。」「ヤギミルク待ってた方たち、お届けしますね。」

ほんとのヤギトップへもどる