2020年-3
1 2 3
 
  3週〜6週  旅立ちまで  
     

2020.5.

 

1ヶ月(4.27)

 つい先日行ったばかりのスカイスポーツパークに、友人ふたりと、ふたたび遠出の散歩に行きました。新型コロナウィルスの影響で、相変わらず人のいない公園で、ヤギ達は気ままに食べたり遊んだり。人も距離を取って、休憩のお茶をとり、久々のお喋りをたのしみました。ヤギたちは、このトレッキングの様な散歩にすっかり慣れてしまい、帰りも疲れた様子無く、遊びながら山を下りました。パラグライダーの楽しめるこのスカイスポーツパークは、生坂村の中でも数少ない観光スポットになっています。歩いて来られる場所だった為、ヤギと自分たちだけで、ゆっくりと楽しい時間を過ごさせてもらうことが出来ました。「また来よう!ね」と、話しましたが、残念ながら、子ヤギのいるうちには2回きりとなりました。機会があれば、ニコだけになっても、また行きたいなと思います。

4月28日

 みんなでくっついて、のんびりとひなたぼっこの平和なひと時。

5月3日

  朝食後の散歩。なんで子ヤギはこんなに走りまくるのかと、いつも思います。メスのナナは、人にちょっかいをだしますが、オスのサカタと、スズはふたりで頭突きっこ。

5月8日

  旅立ちの日です。早朝に約1時間、最後の散歩をたのしみました。子ヤギが本当に良く食べるようになりました。

 生まれて43日になりました。3頭でミルクを吸うので、母やぎの乳房はいつもぺったんこ。母ヤギは勿論、子ヤギも草をモリモリ食べるので、草刈が大変になって来る時期です。子ヤギが3頭で、母ヤギの背中であそぶと、雨のあとなどは、拭いても拭いてもいつも背中がどろんこで「もう出すよ!」と言ってしまいます。40日を待って電話しました。でも「明日行くから」と連絡がくると、さみしい気になるのです。
 美しい、静かな、楽しかった子ヤギのいる季節が終わりました。メスの子ヤギは、なんと、業者さんから近くのむらの知り合いの所に引き取られました。また会える時があるでしょう。

 子ヤギがいなくなった夕方、お乳が張って来ると 、ニコは大変な鳴きようでした。翌朝も子ヤギをさがして鳴きました。朝夕と、3週くらいはしぼりました。初めは5リットル、やがて4リットル、1日1回の搾乳3リットルに近くなるまでに、1ヶ月かかりました。ニコ、本当にご苦労様、ありがとう。来春まではのんびりやろうね。(2020、7.15記)

ほんとのヤギトップへもどる