2019年-3
1 2 3
 
     
2019.5/22

  旅立ちまで  

元気でいっぱい散歩をしました。

 生まれて1週から散歩を始めたので、子ヤギも母ヤギも散歩を心待ちにするようになりました。人の健康にもいいし、気候のいいうちはと、たびたび夫も一緒に散歩をしました。子ヤギはどちらも元気そのもの、特にオスのパズーのミルクの飲み方は、小柄の母ヤギのニコがかわいそうなくらい力いっぱいの吸い方。子ヤギの体の大きさに差が出てきました。上写真オスのパズーが右です。

2回目の山登り 5/26

 もうすぐ1か月の日曜日、今年2回目のヤギさんたちと山の頂上への散歩に行きました。付き合ってくれた2組の母子のうち、1年生の男の子は、生まれたすぐ後に子ヤギを抱っこしてくれた子、子ヤギが大きくなっていて、びっくりでした。すっかり山への散歩に慣れっこになっっている子ヤギ達が一番元気、その次が人間の子供達、大人はヤギも人間もまあまあの距離だったようです。頂上について、生坂村の中心が一望できる日陰で一休みしました。暑くなるお昼前に山を下って、家に入ってみんなでお弁当を食べました。ヤギ小屋も午後は静かでした。

オスは先に旅立って

 家ではオスの子ヤギのパズーのことをおバカ男子というようになりました。体力はすごいけれど、メスのシータのほうがどう見ても賢く見えました。高い崖に登って、みんながどんどん行ってしまうと、シータは戻って追っかけてくるのに、パズーは、うろうろした挙句飛び降りるといった具合です。写真は6月9日、40日になったので、「もう出しちゃうよ!」と言いながら、馬鹿な子はかわいいけどねと思って、相変わらず優柔不断な飼い主でした。ところが、その数日後、パズーが母ヤギの背中に飛び乗り、続けて柵を超えて飛び出しました。即、メリーランドさんに、「オスだけ先に引き取ってー!」と電話しました。3頭でむしゃむしゃ食べる草の量もどんどん増えてきたし・・と気持ちを押して連絡したのに、一週経っても来てくれなくて、家を空けるのが心配になってくる。1週後にもう一度電話して、ついに6月18日、パズーだけ先に旅立っていきました。パズーは叫び、シータは鳴きましたが、ニコは、やれやれというかんじで、鳴きませんでした。

体験入学の子と 7/6

 毎年子ヤギに会いに来ていた親戚の子が、親の出張で海外に滞在しているのですが、夏休みの一時帰国中に、なんと、生坂村の小学校に体験入学しました。1時間近くかかる坂ばかりの道のりを、時には途中までヤギさんもいっしょに、時には学校までうちの娘の犬も一緒に、もちろん人間もぞろぞろと、2週間ほぼ歩いて通いました。体験入学が終わるまで、メスの子ヤギを置くことにしたため、旅立つまで2か月と3週、後取りとして家に置く以外では、これまでで一番長くいた子ヤギになりました。子どもがいると、ヤギを飼っていることの価値が大きくなるのがうれしいです。ヤギの世話も、雛から大きく育った鶏の世話も、喜んでしてくれました。また来年も来られるといいなあ。

 

ヤギが人を呼んで 7/9

 ヤギがいるので、人が来ます。その人がまた人を呼びます。自分たちの今の暮らしや人間関係は、ヤギを飼っていなかったら、どのようだったか、想像できません。人が来ると散歩に行くものとヤギは思っています。それで、散歩しながら話をすることになります。でも、そろそろ夏も本番になると、アブが出るから散歩はお休みになるでしょう。

 お母さんのミルクを独り占めにするようになってから、シータの体格がぐっと大きくなりました、乳房がしっかり見えます!

 

さよならシータ 7/20

  これから子ヤギを引き取りに来ると連絡があって、小屋に行くと、しっかりとくっついて蚊取り線香のわきに休んでいました。どこかにこすりつけて、すすけた母ヤギのニコの顔が、余計疲れた感じに見えました。ニコ、長い間子育て本当にご苦労様。連れていかれた後と翌朝、少し鳴きました。でもミルクを搾るのを待っているようなそぶりで、搾ったあとはゆったりとくつろいでいました。今度は毎日ミルクをいただきます。ちょっと長かった子ヤギの季節が終わりました。ニコ、ありがとう。

ほんとのヤギトップへもどる