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生後34日目の少し早いお別れ


(左)星 と(上)月 (夜に生まれたので!)

 前の日の夜に電話があり、急に「明日とりに行きたい」とうことで、これまでで最も早い生後34日でのお別れとなりました。40日以上は親のそばにおいて乳を飲ませてやりたい・・という方針なのですが、相手がプロなのと、やんちゃすぎて母ヤギの疲労した様子が気がかりだったため、出すことにしました。乳は全部飲んでしまい搾乳していませんでしたが、子ヤギがいなくなって搾った量は、一日5リットルありました。しっかり育っていて、配合飼料も母ヤギに与えたものに顔を突っ込んでなめていました。一ヶ月経ったばかりの子ヤギとしては大きく、ブリーダーが、あちこちで集めてきた他の先に生まれた子ヤギたちの中でも大きい方でした。

走って来たかと思うと母ヤギの腹を壁をけるように後ろ足でけってUターンして走り去ると言う芸当も見せた、これまでで最高にやんちゃなオスの子ヤギたちでした。

 8産目の子育ても無事に終えて、見事21頭もの子ヤギをすべてしっかりと育てあげた立派な母ヤギ「みみみ」。子やぎがいなくなっても少し鳴いただけで、半日草架に草を残したままじっと休んでいました。乳搾りのときに体をきれいに拭いてやりました。いくらワラを敷いても、子ヤギたちが引っ掻き回してすぐに汚れてしまった小屋も、あまり汚れなくなりました。「ほんとうにおつかれさま!」

 この日母さんとお別れなのを知らない子ヤギたちは、朝早くから雨上がりの運動場を駆け回って、どろんこ足で母さんのからだにのったり、足をかけたり・・・。母ヤギが草を食べようと立ちあがると、両側から乳を飲もうと腹の下に頭を突っ込み、ひと飲みするとまた遊びに・・。



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