2014年-3 
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1か月
 
 
 
3週から1か月過ぎ

 今春はたくさんの友人知人が、またそのお友達を連れたりして、子ヤギを見に来ました。少しづつ伸び出した草を食べ歩く母ヤギの周りを、子ヤギが跳ね、人の子どもも大人もワイワイといっしょに散歩をしました。子ヤギは散歩に出る度、草を良く食べるようになりました。
 ヤギのミルクを飲んでみたいという人には、ほんの少し搾って味見をしてもらいましたが、ほとんどの人が、「もっと癖があって飲みにくいと思っていた」と言いました。「あまーい!」という言葉もたくさん出ました。
 幾度も通ってきて、子ヤギをうまく捕まえられるようになった友人は、その後ヤギの好きな草などを持って、乳しぼりにもやってくるようになります。彼女は英語のヤギの本の翻訳を手掛けることになるかもしれません。ぜひ実現してその本をこのサイトでご紹介したいと願っています。
 おかげで散歩をしない日は、元気の余った子ヤギが、高い位置にある小屋の敷き藁を運動場にかきだして走り回ったり、母ヤギの背中で飛び跳ねたり。母ヤギまで、散歩に行こうとねだって鳴いたりしました。

 1か月が過ぎ、引き取り手のMさんは、最短の40日で子ヤギを引き取りに来ることが決まりました。除角の必要の無い子ヤギの方でも良いのではないかと、提案しましたが、比較すれば生れたときからの大きさの差は歴然!!大きいほうの子ヤギを予定通りに希望して、Mさんが引き取った日に除角に連れて行くことになりました。角のあるほうなら中性の心配もないので、ミルクを取りたいという飼い主の期待を裏切る心配もありません。後で聞くと、「除角の様子を見るのがかわいそうで耐えられなかった」そうです。子ヤギも飼い主も、一つハードルを越えてのスタートですね。
 もう一頭の子ヤギも除角に行くときに、引き取りをお願いしてあったメリーランドさんへ一緒に連れて行ってもらいました。写真を撮るのも忘れているうちに、子ヤギはあっけなくいなくなってしまいました。

 桜の花が満開のさなかに、子ヤギのいる楽しい季節が終わりました。母ヤギのミチルは、当日の夕方から夜にかけてと、翌朝は5時前から子ヤギを探して鳴きました。5産目、安産でメス2頭、しっかり育ててくれて本当にご苦労様。翌日は2回搾って4リットルくらい。1日1回、3リットルくらいになるよう調整していきます。
 
桜が咲いた朝のヤギの母と子
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