日本ザーネン種
 
交配

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  春に生まれたメスの子ヤギも 秋には妊娠が可能です。 でもからだが小さい場合は、 一年見送ったほうが良いようです。
 交配を考えている方の参考になればと、このページを作りました。
        

 (2012.6.27改)

発情

 体がしっかりしていても、発情がなければ、交配はできません(中性の場合があります。)また発情がわかりにくい場合もあるので、ヤギに赤ちゃんを産ませたいと思っているときは、飼い主には気がかりな秋です。
 日本ザーネンの場合、発情は、9月〜12月に3週おきに来ます。シーズンに5回くらいあります。(トカラヤギにはシーズンは無く、中性も出ません。

発情はどんな風か

まず鳴き声で気がつくでしょう。よく鳴きます。ビブラートのきいた鳴き方になったり、夜も鳴きつづけたりします。知らない方は、どうしたのかと、びっくりするような鳴き方です。そして尾をさかんに振ります。落ち着きがなく、あまり餌を食べません。陰部がうっすらと赤くはれたかんじになっていて、粘液が出ていれば間違い無しです。なんとなく目つきも普段と違いますし、お尻をやさしくたたくと、すり寄ってきたりします。でも、それとわかりにくい弱い発情もあります。

交尾か人工授精か

 交尾可能なオスヤギが近くにいれば、オスヤギのところに連れて行くか、オスヤギに来てもらうか、どちらかです。オスヤギを飼っているような方は、連絡すれば、いろいろ教えてくれるでしょう。人工授精は、器具を使ってオスヤギの精子をメスヤギの子宮に注入して受精させます。凍結精子を用意している資格のある人が近くにいればお願いできるでしょう。
実際にはどのような方法があるか?

●人工授精
農協で「子ヤギの共同出荷」をしていた1980年代の後半くらいまでは
、地域に電話をするとすぐに来てくれる、人工授精士のおじさんがいました。「今朝から鳴き出して今盛んに尾を振っている」というと、「では、明日の朝いちばんに行く」というふうでした。4年目「凍結精子を用意してないのでできない。ヤギがいなくなったのでもうやめた。」といわれました。

●預ける
 春に入れた子ヤギが、秋になっても発情を確認できなかった時、3週間オスヤギのところに預けたことがあります。年を越しても、果たして妊娠しているのかどうか疑っていましたが、無事2頭の子を産みました。発情の周期が3週ですから、その期間預けておけば、中性でなければ種がつくはずだと世話をしてくれた人が言いました。たしかにその通りですが、そんなに長い間預かってくれる所はそうそうないのでは・・・。 発情したらすぐに二日間程預ける という方法で交配されている方は結構いるようです。
●オスヤギを連れて来てくれる
なんといっても、これほどありがたいことはありません。標準の交配料にプラス出張料がかかります。
 ●オスヤギのところへ連れて行く
 
この方法で、5年ほど交配をしました。下記2004年はこの方法で交配した様子です。

●オスヤギを借りる
 預けるの反対です。広いところで、あるいはたくさん飼っているような場合には、可能だと思います。

2004年の交配の様子

前日の朝から鳴きました。夜も鳴きました。まだ霧の晴れない朝8時半。

出発です。軽トラにコンパネを立てシートをかけた、ヤギ運搬車。
2004年の秋/小谷村
うちから一時間ちょっとかかります。
 このころ交配に通っていたオスヤギのいる共働学舎には、ヤギだけでなく牛もいます。離れたところに鶏も飼っています。障害のある青年達が、集団生活をしながら動物たちの世話をしています。「ヤギさんいます」でも紹介しています。


(出産は交配から150〜155日)