全国山羊ネットワークの今井明夫代表より
ヤギ乳生産者に必要な情報として寄せられたものです。

新潟県内の獣医師さんからエプリネックストピカルを紹介されました。
これまでアイボメックトピカルとアンチリコンしか知らなかったので、搾乳中のヤギには使用できませんでした。
エプリネックストピカルは首筋へ滴下して経皮吸収させる薬剤で乳の出荷制限期間は0日です。ヤギ乳生産者には大変使いやすい薬剤です。(ゼノアックで販売)
全国山羊ネットワークのHPおよび畜産技術協会の寄生虫対策ではエプリネックストピカルを紹介しておりませんし、近刊の「ヤギの科学」においてもイベルメクチンの記載はありますが血液から乳汁への移行を抑制した本薬剤エプリノメクチンの説明がありません。
ゼノアックの付属農場における搾乳ヤギの治験成績があるかどうかは知りません。

乳等省令の改正によって飲用ヤギ乳の販売が容易になりましたが、搾乳業者にとって腰麻痺対策は重要です。
ネットで検索するとすでに使用しているヤギ飼育者もあるようです。     2016.5.16